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【図解】二十四節気「立夏と小満」(牡牛座♉後半・双子座♊前半)巳月生まれ《四柱推命》

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二十四節気「立夏と小満」 二十四節気における「黄道十二宮(12星座)」と「節月の十二支」の関係を図解しました。 下の図は、外側から「二十四節気」「太陽黄経の度数」「120分割」「黄道十二宮(12星座)」「グレゴリオ暦(現行の暦)の12ヶ月」「節月の十二支」「五行」を表しています。 立夏は、太陽黄経45度であるとともに次の節気である小満前日までの期間を表し、12星座の牡牛座♉(金牛宮)後半にあたります。 小満は、太陽黄経60度であるとともに次の節気である芒種前日までの期間を表し、12星座の双子座♊(双児宮)前半にあたります。 いわゆる星座占いの12星座とは、西洋占星術における太陽星座のことであり、この黄道十二宮を指しています。 黄道十二宮の12の領域(サイン)は、春分点を基準に黄道を12等分したものであり、これは二十四節気の中気で分けられた範囲にあたります。 四柱推命で使用する干支暦は、二十四節気の正節から次の正節前日までの範囲をひと月とする暦であり、12の節月は十二支で表されます。 このように、二十四節気の中気で分けられているのが12星座であり、正節で分けられているのが節月の十二支になります。 【図解】二十四節気|「正節」と「中気」とは? 巳月 二十四節気の立夏から芒種前日までの期間は、四柱推命における「巳月」になります。 巳月は、暦の上では夏のはじまりの節月であり、火の気が旺盛です。 四柱推命の旺相死囚休によると、巳月は旺令「火」、相令「土」、死令「金」、囚令「水」、休令「木」となります。 五行は、一年の季節に対応するものとされ、太陽エネルギーの推移とともにその勢いが変化していくと考えられています。 巳月生まれの命式 四柱推命における巳月生まれの命式は、月柱地支が「巳」になります。 十二支はすなわち五行を内蔵しているとされ、十二支に含まれる十干を蔵干と言います。 下の図は、外側から「二十四節気」「二十四節気のおおよその日付」「120分割」「十二支の蔵干(主な2つの説)」「節月の十二支」「三合会局」を表しています。 月律分野蔵干の比率などには諸説ありますが、ここでは主な2つの説を採用し、巳月の蔵干は「戊7・庚7・丙16」または「丙30」としています。 四柱推命で使用する干支暦は、年月日時が六十干支で表された暦です。 年月日時のすべてが60の周期で巡りますが、年干と月...

西暦2014年の太陰暦|太陰太陽暦(旧暦)と純粋太陰暦〜ラマダン月はいつ?

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太陰暦 太陰暦とは、月の満ち欠けの周期(朔望月)でひと月を数える暦です。 太陰とは月のことであり、太陰太陽暦と純粋太陰暦という2つの月の暦があります。 太陰太陽暦は、日本では旧暦と呼ばれている暦です。 純粋太陰暦は、主にヒジュラ暦(イスラム暦)を指します。 以下は、西暦2014年における2つの太陰暦の各月を図解したものです。 左が太陰太陽暦、右が純粋太陰暦です。 太陰太陽暦と純粋太陰暦 太陰暦は、1朔望月(約29.5日)でひと月を数えますが、太陰太陽暦と純粋太陰暦の最も大きな違いは閏月を設けるか設けないかになります。 太陰太陽暦は、約3年に1回(19年に7回)閏月を設けて季節とのズレを調整します。 ※2014年は、閏9月が設けられている年です。 一方、純粋太陰暦は閏月を設けずに12ヶ月を繰り返していきます。 1太陰年は1太陽年よりも約11日短いため、その分徐々に季節とズレていき約33年経つと同じ季節に戻ります。 ※1太陽年=約365.242189日 ※1太陰年=約354日(約29.5日×12ヶ月) ラマダン月はいつ? ヒジュラ暦の第9月は、ラマダン月(断食月)です。 西暦2014年における2つの太陰暦を見ると、旧暦の6月がヒジュラ暦の第9月にあたることがわかります。 この年の旧暦6月は、手元の万年暦では「6月27日〜7月26日」と記載されています。 しかし、旧暦では29日の小の月と30日の大の月は毎回順序が異なるのに対し、ヒジュラ暦では概ね交互になっています。 また、ヒジュラ暦の1日は日没から始まり、目視により細い三日月を観測することによってラマダンが開始されるため地域によっては1日〜2日程度の誤差が生じる場合もあります。 そのため、両者の日付は完全には一致しないかもしれませんが同じ朔望月であると言えます。 旧暦と和風月名 旧暦の6月は、和風月名では水無月と呼ばれています。 このような呼び名(月の異称)は、明治の改暦以降、新暦(グレゴリオ暦)に対してもそのまま使われるようになりました。 しかし、新暦の6月と旧暦の6月では季節にズレがあります。 上の図の旧暦の月の内側に、おおよそのグレゴリオ暦(太陽暦)の範囲を表示していますので新暦と旧暦のズレを確認してみてください。 ちなみに、グレゴリオ暦の元日は毎年二十四節気の小寒の約5日前から始まります。 暦の上の季節 また、上...

【図解】二十四節気「清明と穀雨」(牡羊座♈後半・牡牛座♉前半)辰月生まれ《四柱推命》

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二十四節気「清明と穀雨」 二十四節気における「黄道十二宮(12星座)」と「節月の十二支」の関係を図解しました。 下の図は、外側から「二十四節気」「太陽黄経の度数」「120分割」「黄道十二宮(12星座)」「グレゴリオ暦(現行の暦)の12ヶ月」「節月の十二支」「五行」を表しています。 清明は、太陽黄経15度であるとともに次の節気である穀雨前日までの期間を表し、12星座の牡羊座♈(白羊宮)後半にあたります。 穀雨は、太陽黄経30度であるとともに次の節気である立夏前日までの期間を表し、12星座の牡牛座♉(金牛宮)前半にあたります。 いわゆる星座占いの12星座とは、西洋占星術における太陽星座のことであり、この黄道十二宮を指しています。 黄道十二宮の12の領域(サイン)は、春分点を基準に黄道を12等分したものであり、これは二十四節気の中気で分けられた範囲にあたります。 四柱推命で使用する干支暦は、二十四節気の正節から次の正節前日までの範囲をひと月とする暦であり、12の節月は十二支で表されます。 このように、二十四節気の中気で分けられているのが12星座であり、正節で分けられているのが節月の十二支になります。 【図解】二十四節気|「正節」と「中気」とは? 辰月 二十四節気の清明から立夏前日までの期間は、四柱推命における「辰月」になります。 辰月は、暦の上では夏の終わりの節月であり、約18日間の土用を含み、初めは木の気が旺じていますが、土用期間には土の気が旺盛になります。 四柱推命の旺相死囚休によると、辰月の初めは旺令「木」、相令「火」、死令「土」、囚令「金」、休令「水」であり、土用期間は旺令「土」、相令「金」、死令「水」、囚令「木」、休令「火」となります。 五行は、一年の季節に対応するものとされ、太陽エネルギーの推移とともにその勢いが変化していくと考えられています。 辰月生まれの命式 四柱推命における辰月生まれの命式は、月柱地支が「辰」になります。 十二支はすなわち五行を内蔵しているとされ、十二支に含まれる十干を蔵干と言います。 下の図は、外側から「二十四節気」「二十四節気のおおよその日付」「120分割」「十二支の蔵干(主な2つの説)」「節月の十二支」「三合会局」を表しています。 月律分野蔵干の比率などには諸説ありますが、ここでは主な2つの説を採用し、辰月の蔵干は「乙9・癸3・戊1...

西暦2013年の太陰暦|太陰太陽暦(旧暦)と純粋太陰暦〜ラマダン月はいつ?

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太陰暦 太陰暦とは、月の満ち欠けの周期(朔望月)でひと月を数える暦です。 太陰とは月のことであり、太陰太陽暦と純粋太陰暦という2つの月の暦があります。 太陰太陽暦は、日本では旧暦と呼ばれている暦です。 純粋太陰暦は、主にヒジュラ暦(イスラム暦)を指します。 以下は、西暦2013年における2つの太陰暦の各月を図解したものです。 左が太陰太陽暦、右が純粋太陰暦です。 太陰太陽暦と純粋太陰暦 太陰暦は、1朔望月(約29.5日)でひと月を数えますが、太陰太陽暦と純粋太陰暦の最も大きな違いは閏月を設けるか設けないかになります。 太陰太陽暦は、約3年に1回(19年に7回)閏月を設けて季節とのズレを調整します。 ※2013年は、閏月が設けられていない年です。 一方、純粋太陰暦は閏月を設けずに12ヶ月を繰り返していきます。 1太陰年は1太陽年よりも約11日短いため、その分徐々に季節とズレていき約33年経つと同じ季節に戻ります。 ※1太陽年=約365.242189日 ※1太陰年=約354日(約29.5日×12ヶ月) ラマダン月はいつ? ヒジュラ暦の第9月は、ラマダン月(断食月)です。 西暦2013年における2つの太陰暦を見ると、旧暦の6月がヒジュラ暦の第9月にあたることがわかります。 この年の旧暦6月は、手元の万年暦では「7月8日〜8月6日」と記載されています。 しかし、旧暦では29日の小の月と30日の大の月は毎回順序が異なるのに対し、ヒジュラ暦では概ね交互になっています。 また、ヒジュラ暦の1日は日没から始まり、目視により細い三日月を観測することによってラマダンが開始されるため地域によっては1日〜2日程度の誤差が生じる場合もあります。 そのため、両者の日付は完全には一致しないかもしれませんが同じ朔望月であると言えます。 旧暦と和風月名 旧暦の6月は、和風月名では水無月と呼ばれています。 このような呼び名(月の異称)は、明治の改暦以降、新暦(グレゴリオ暦)に対してもそのまま使われるようになりました。 しかし、新暦の6月と旧暦の6月では季節にズレがあります。 上の図の旧暦の月の内側に、おおよそのグレゴリオ暦(太陽暦)の範囲を表示していますので新暦と旧暦のズレを確認してみてください。 ちなみに、グレゴリオ暦の元日は毎年二十四節気の小寒の約5日前から始まります。 暦の上の季節 また、上の図...

【図解】二十四節気「啓蟄と春分」(魚座♓後半・牡羊座♈前半)卯月生まれ《四柱推命》

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二十四節気「啓蟄と春分」 二十四節気における「黄道十二宮(12星座)」と「節月の十二支」の関係を図解しました。 下の図は、外側から「二十四節気」「太陽黄経の度数」「120分割」「黄道十二宮(12星座)」「グレゴリオ暦(現行の暦)の12ヶ月」「節月の十二支」「五行」を表しています。 啓蟄は、太陽黄経345度であるとともに次の節気である春分前日までの期間を表し、12星座の魚座♓(双魚宮)後半にあたります。 春分は、太陽黄経0度であるとともに次の節気である清明前日までの期間を表し、12星座の牡羊座♈(白羊宮)前半にあたります。 いわゆる星座占いの12星座とは、西洋占星術における太陽星座のことであり、この黄道十二宮を指しています。 黄道十二宮の12の領域(サイン)は、春分点を基準に黄道を12等分したものであり、これは二十四節気の中気で分けられた範囲にあたります。 四柱推命で使用する干支暦は、二十四節気の正節から次の正節前日までの範囲をひと月とする暦であり、12の節月は十二支で表されます。 このように、二十四節気の中気で分けられているのが12星座であり、正節で分けられているのが節月の十二支になります。 【図解】二十四節気|「正節」と「中気」とは? 卯月 二十四節気の啓蟄から清明前日までの期間は、四柱推命における「卯月」になります。 卯月は、暦の上では春の真ん中の節月であり、木の気が旺盛です。 四柱推命の旺相死囚休によると、卯月は旺令「木」、相令「火」、死令「土」、囚令「金」、休令「水」となります。 五行は、一年の季節に対応するものとされ、太陽エネルギーの推移とともにその勢いが変化していくと考えられています。 卯月生まれの命式 四柱推命における卯月生まれの命式は、月柱地支が「卯」になります。 十二支はすなわち五行を内蔵しているとされ、十二支に含まれる十干を蔵干と言います。 下の図は、外側から「二十四節気」「二十四節気のおおよその日付」「120分割」「十二支の蔵干(主な2つの説)」「節月の十二支」「三合会局」を表しています。 月律分野蔵干の比率などには諸説ありますが、ここでは主な2つの説を採用し、卯月の蔵干は「甲10・乙20」または「甲6・乙24」としています。 四柱推命で使用する干支暦は、年月日時が六十干支で表された暦です。 年月日時のすべてが60の周期で巡りますが、年干と月干...

西暦2012年の太陰暦|太陰太陽暦(旧暦)と純粋太陰暦〜ラマダン月はいつ?

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太陰暦 太陰暦とは、月の満ち欠けの周期(朔望月)でひと月を数える暦です。 太陰とは月のことであり、太陰太陽暦と純粋太陰暦という2つの月の暦があります。 太陰太陽暦は、日本では旧暦と呼ばれている暦です。 純粋太陰暦は、主にヒジュラ暦(イスラム暦)を指します。 以下は、西暦2012年における2つの太陰暦の各月を図解したものです。 左が太陰太陽暦、右が純粋太陰暦です。 太陰太陽暦と純粋太陰暦 太陰暦は、1朔望月(約29.5日)でひと月を数えますが、太陰太陽暦と純粋太陰暦の最も大きな違いは閏月を設けるか設けないかになります。 太陰太陽暦は、約3年に1回(19年に7回)閏月を設けて季節とのズレを調整します。 ※2012年は、閏3月が設けられている年です。 一方、純粋太陰暦は閏月を設けずに12ヶ月を繰り返していきます。 1太陰年は1太陽年よりも約11日短いため、その分徐々に季節とズレていき約33年経つと同じ季節に戻ります。 ※1太陽年=約365.242189日 ※1太陰年=約354日(約29.5日×12ヶ月) ラマダン月はいつ? ヒジュラ暦の第9月は、ラマダン月(断食月)です。 西暦2012年における2つの太陰暦を見ると、旧暦の6月がヒジュラ暦の第9月にあたることがわかります。 この年の旧暦6月は、手元の万年暦では「7月19日〜8月17日」と記載されています。 しかし、旧暦では29日の小の月と30日の大の月は毎回順序が異なるのに対し、ヒジュラ暦では概ね交互になっています。 また、ヒジュラ暦の1日は日没から始まり、目視により細い三日月を観測することによってラマダンが開始されるため地域によっては1日〜2日程度の誤差が生じる場合もあります。 そのため、両者の日付は完全には一致しないかもしれませんが同じ朔望月であると言えます。 旧暦と和風月名 旧暦の6月は、和風月名では水無月と呼ばれています。 このような呼び名(月の異称)は、明治の改暦以降、新暦(グレゴリオ暦)に対してもそのまま使われるようになりました。 しかし、新暦の6月と旧暦の6月では季節にズレがあります。 上の図の旧暦の月の内側に、おおよそのグレゴリオ暦(太陽暦)の範囲を表示していますので新暦と旧暦のズレを確認してみてください。 ちなみに、グレゴリオ暦の元日は毎年二十四節気の小寒の約5日前から始まります。 暦の上の季節 また、上...

【図解】二十四節気「立春と雨水」(水瓶座♒後半・魚座♓前半)寅月生まれ《四柱推命》

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二十四節気「立春と雨水」 二十四節気における「黄道十二宮(12星座)」と「節月の十二支」の関係を図解しました。 下の図は、外側から「二十四節気」「太陽黄経の度数」「120分割」「黄道十二宮(12星座)」「グレゴリオ暦(現行の暦)の12ヶ月」「節月の十二支」「五行」を表しています。 立春は、太陽黄経315度であるとともに次の節気である雨水前日までの期間を表し、12星座の水瓶座♒(宝瓶宮)後半にあたります。 雨水は、太陽黄経330度であるとともに次の節気である啓蟄前日までの期間を表し、12星座の魚座♓(双魚宮)前半にあたります。 いわゆる星座占いの12星座とは、西洋占星術における太陽星座のことであり、この黄道十二宮を指しています。 黄道十二宮の12の領域(サイン)は、春分点を基準に黄道を12等分したものであり、これは二十四節気の中気で分けられた範囲にあたります。 四柱推命で使用する干支暦は、二十四節気の正節から次の正節前日までの範囲をひと月とする暦であり、12の節月は十二支で表されます。 このように、二十四節気の中気で分けられているのが12星座であり、正節で分けられているのが節月の十二支になります。 【図解】二十四節気|「正節」と「中気」とは? 寅月 二十四節気の立春から啓蟄前日までの期間は、四柱推命における「寅月」になります。 寅月は、暦の上では春のはじまりの節月であり、木の気が旺盛です。 四柱推命の旺相死囚休によると、寅月は旺令「木」、相令「火」、死令「土」、囚令「金」、休令「水」となります。 五行は、一年の季節に対応するものとされ、太陽エネルギーの推移とともにその勢いが変化していくと考えられています。 寅月生まれの命式 四柱推命における寅月生まれの命式は、月柱地支が「寅」になります。 十二支はすなわち五行を内蔵しているとされ、十二支に含まれる十干を蔵干と言います。 下の図は、外側から「二十四節気」「二十四節気のおおよその日付」「120分割」「十二支の蔵干(主な2つの説)」「節月の十二支」「三合会局」を表しています。 月律分野蔵干の比率などには諸説ありますが、ここでは主な2つの説を採用し、寅月の蔵干は「戊7・丙7・甲16」または「甲30」としています。 四柱推命で使用する干支暦は、年月日時が六十干支で表された暦です。 年月日時のすべてが60の周期で巡りますが、年干と...

西暦2011年の太陰暦|太陰太陽暦(旧暦)と純粋太陰暦〜ラマダン月はいつ?

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太陰暦 太陰暦とは、月の満ち欠けの周期(朔望月)でひと月を数える暦です。 太陰とは月のことであり、太陰太陽暦と純粋太陰暦という2つの月の暦があります。 太陰太陽暦は、日本では旧暦と呼ばれている暦です。 純粋太陰暦は、主にヒジュラ暦(イスラム暦)を指します。 以下は、西暦2011年における2つの太陰暦の各月を図解したものです。 左が太陰太陽暦、右が純粋太陰暦です。 太陰太陽暦と純粋太陰暦 太陰暦は、1朔望月(約29.5日)でひと月を数えますが、太陰太陽暦と純粋太陰暦の最も大きな違いは閏月を設けるか設けないかになります。 太陰太陽暦は、約3年に1回(19年に7回)閏月を設けて季節とのズレを調整します。 ※2011年は、閏月が設けられていない年です。 一方、純粋太陰暦は閏月を設けずに12ヶ月を繰り返していきます。 1太陰年は1太陽年よりも約11日短いため、その分徐々に季節とズレていき約33年経つと同じ季節に戻ります。 ※1太陽年=約365.242189日 ※1太陰年=約354日(約29.5日×12ヶ月) ラマダン月はいつ? ヒジュラ暦の第9月は、ラマダン月(断食月)です。 西暦2011年における2つの太陰暦を見ると、旧暦の7月がヒジュラ暦の第9月にあたることがわかります。 この年の旧暦7月は、手元の万年暦では「7月31日〜8月28日」と記載されています。 しかし、旧暦では29日の小の月と30日の大の月は毎回順序が異なるのに対し、ヒジュラ暦では概ね交互になっています。 また、ヒジュラ暦の1日は日没から始まり、目視により細い三日月を観測することによってラマダンが開始されるため地域によっては1日〜2日程度の誤差が生じる場合もあります。 そのため、両者の日付は完全には一致しないかもしれませんが同じ朔望月であると言えます。 旧暦と和風月名 旧暦の7月は、和風月名では文月と呼ばれています。 このような呼び名(月の異称)は、明治の改暦以降、新暦(グレゴリオ暦)に対してもそのまま使われるようになりました。 しかし、新暦の7月と旧暦の7月では季節にズレがあります。 上の図の旧暦の月の内側に、おおよそのグレゴリオ暦(太陽暦)の範囲を表示していますので新暦と旧暦のズレを確認してみてください。 ちなみに、グレゴリオ暦の元日は毎年二十四節気の小寒の約5日前から始まります。 暦の上の季節 また、上の...

【図解】二十四節気「小寒と大寒」(山羊座♑後半・水瓶座♒前半)丑月生まれ《四柱推命》

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二十四節気「小寒と大寒」 二十四節気における「黄道十二宮(12星座)」と「節月の十二支」の関係を図解しました。 下の図は、外側から「二十四節気」「太陽黄経の度数」「120分割」「黄道十二宮(12星座)」「グレゴリオ暦(現行の暦)の12ヶ月」「節月の十二支」「五行」を表しています。 小寒は、太陽黄経285度であるとともに次の節気である大寒前日までの期間を表し、12星座の山羊座♑(磨羯宮)後半にあたります。 大寒は、太陽黄経300度であるとともに次の節気である立春前日までの期間を表し、12星座の水瓶座♒(宝瓶宮)前半にあたります。 いわゆる星座占いの12星座とは、西洋占星術における太陽星座のことであり、この黄道十二宮を指しています。 黄道十二宮の12の領域(サイン)は、春分点を基準に黄道を12等分したものであり、これは二十四節気の中気で分けられた範囲にあたります。 四柱推命で使用する干支暦は、二十四節気の正節から次の正節前日までの範囲をひと月とする暦であり、12の節月は十二支で表されます。 このように、二十四節気の中気で分けられているのが12星座であり、正節で分けられているのが節月の十二支になります。 【図解】二十四節気|「正節」と「中気」とは? 丑月 二十四節気の小寒から立春前日までの期間は、四柱推命における「丑月」になります。 丑月は、暦の上では冬の終わりの節月であり、約18日間の土用を含み、初めは水の気が旺じていますが、土用期間には土の気が旺盛になります。 四柱推命の旺相死囚休によると、丑月の初めは旺令「水」、相令「木」、死令「火」、囚令「土」、休令「金」であり、土用期間は旺令「土」、相令「金」、死令「水」、囚令「木」、休令「火」となります。 五行は、一年の季節に対応するものとされ、太陽エネルギーの推移とともにその勢いが変化していくと考えられています。 丑月生まれの命式 四柱推命における丑月生まれの命式は、月柱地支が「丑」になります。 十二支はすなわち五行を内蔵しているとされ、十二支に含まれる十干を蔵干と言います。 下の図は、外側から「二十四節気」「二十四節気のおおよその日付」「120分割」「十二支の蔵干(主な2つの説)」「節月の十二支」「三合会局」を表しています。 月律分野蔵干の比率などには諸説ありますが、ここでは主な2つの説を採用し、丑月の蔵干は「癸9・辛3・...

西暦2010年の太陰暦|太陰太陽暦(旧暦)と純粋太陰暦〜ラマダン月はいつ?

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太陰暦 太陰暦とは、月の満ち欠けの周期(朔望月)でひと月を数える暦です。 太陰とは月のことであり、太陰太陽暦と純粋太陰暦という2つの月の暦があります。 太陰太陽暦は、日本では旧暦と呼ばれている暦です。 純粋太陰暦は、主にヒジュラ暦(イスラム暦)を指します。 以下は、西暦2010年における2つの太陰暦の各月を図解したものです。 左が太陰太陽暦、右が純粋太陰暦です。 太陰太陽暦と純粋太陰暦 太陰暦は、1朔望月(約29.5日)でひと月を数えますが、太陰太陽暦と純粋太陰暦の最も大きな違いは閏月を設けるか設けないかになります。 太陰太陽暦は、約3年に1回(19年に7回)閏月を設けて季節とのズレを調整します。 ※2010年は、閏月が設けられていない年です。 一方、純粋太陰暦は閏月を設けずに12ヶ月を繰り返していきます。 1太陰年は1太陽年よりも約11日短いため、その分徐々に季節とズレていき約33年経つと同じ季節に戻ります。 ※1太陽年=約365.242189日 ※1太陰年=約354日(約29.5日×12ヶ月) ラマダン月はいつ? ヒジュラ暦の第9月は、ラマダン月(断食月)です。 西暦2010年における2つの太陰暦を見ると、旧暦の7月がヒジュラ暦の第9月にあたることがわかります。 この年の旧暦7月は、手元の万年暦では「8月10日〜9月7日」と記載されています。 しかし、旧暦では29日の小の月と30日の大の月は毎回順序が異なるのに対し、ヒジュラ暦では概ね交互になっています。 また、ヒジュラ暦の1日は日没から始まり、目視により細い三日月を観測することによってラマダンが開始されるため地域によっては1日〜2日程度の誤差が生じる場合もあります。 そのため、両者の日付は完全には一致しないかもしれませんが同じ朔望月であると言えます。 旧暦と和風月名 旧暦の7月は、和風月名では文月と呼ばれています。 このような呼び名(月の異称)は、明治の改暦以降、新暦(グレゴリオ暦)に対してもそのまま使われるようになりました。 しかし、新暦の7月と旧暦の7月では季節にズレがあります。 上の図の旧暦の月の内側に、おおよそのグレゴリオ暦(太陽暦)の範囲を表示していますので新暦と旧暦のズレを確認してみてください。 ちなみに、グレゴリオ暦の元日は毎年二十四節気の小寒の約5日前から始まります。 暦の上の季節 また、上の図...

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