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西暦2023年の太陰暦|太陰太陽暦(旧暦)と純粋太陰暦〜ラマダン月はいつ?

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太陰暦 太陰暦とは、月の満ち欠けの周期(朔望月)でひと月を数える暦です。 太陰とは月のことであり、太陰太陽暦と純粋太陰暦という2つの月の暦があります。 太陰太陽暦は、日本では旧暦と呼ばれている暦です。 純粋太陰暦は、主にヒジュラ暦(イスラム暦)を指します。 以下は、西暦2023年における2つの太陰暦の各月を図解したものです。 左が太陰太陽暦、右が純粋太陰暦です。 太陰太陽暦と純粋太陰暦 太陰暦は、1朔望月(約29.5日)でひと月を数えますが、太陰太陽暦と純粋太陰暦の最も大きな違いは閏月を設けるか設けないかになります。 太陰太陽暦は、約3年に1回(19年に7回)閏月を設けて季節とのズレを調整します。 ※2023年は、閏2月が設けられている年です。 一方、純粋太陰暦は閏月を設けずに12ヶ月を繰り返していきます。 1太陰年は1太陽年よりも約11日短いため、その分徐々に季節とズレていき約33年経つと同じ季節に戻ります。 ※1太陽年=約365.242189日 ※1太陰年=約354日(約29.5日×12ヶ月) ラマダン月はいつ? ヒジュラ暦の第9月は、ラマダン月(断食月)です。 西暦2023年における2つの太陰暦を見ると、旧暦の閏2月がヒジュラ暦の第9月にあたることがわかります。 この年の旧暦閏2月は、手元の万年暦では「3月22日〜4月19日」と記載されています。 しかし、旧暦では29日の小の月と30日の大の月は毎回順序が異なるのに対し、ヒジュラ暦では概ね交互になっています。 また、ヒジュラ暦の1日は日没から始まり、目視により細い三日月を観測することによってラマダンが開始されるため地域によっては1日〜2日程度の誤差が生じる場合もあります。 そのため、両者の日付は完全には一致しないかもしれませんが同じ朔望月であると言えます。 旧暦と和風月名 旧暦の2月は、和風月名では如月と呼ばれています。 このような呼び名(月の異称)は、明治の改暦以降、新暦(グレゴリオ暦)に対してもそのまま使われるようになりました。 しかし、新暦の2月と旧暦の2月では季節にズレがあります。 上の図の旧暦の月の内側に、おおよそのグレゴリオ暦(太陽暦)の範囲を表示していますので新暦と旧暦のズレを確認してみてください。 ちなみに、グレゴリオ暦の元日は毎年二十四節気の小寒の約5日前から始まります。 暦の上の季節 また、...

西暦2022年の太陰暦|太陰太陽暦(旧暦)と純粋太陰暦〜ラマダン月はいつ?

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太陰暦 太陰暦とは、月の満ち欠けの周期(朔望月)でひと月を数える暦です。 太陰とは月のことであり、太陰太陽暦と純粋太陰暦という2つの月の暦があります。 太陰太陽暦は、日本では旧暦と呼ばれている暦です。 純粋太陰暦は、主にヒジュラ暦(イスラム暦)を指します。 以下は、西暦2022年における2つの太陰暦の各月を図解したものです。 左が太陰太陽暦、右が純粋太陰暦です。 太陰太陽暦と純粋太陰暦 太陰暦は、1朔望月(約29.5日)でひと月を数えますが、太陰太陽暦と純粋太陰暦の最も大きな違いは閏月を設けるか設けないかになります。 太陰太陽暦は、約3年に1回(19年に7回)閏月を設けて季節とのズレを調整します。 ※2022年は、閏月が設けられていない年です。 一方、純粋太陰暦は閏月を設けずに12ヶ月を繰り返していきます。 1太陰年は1太陽年よりも約11日短いため、その分徐々に季節とズレていき約33年経つと同じ季節に戻ります。 ※1太陽年=約365.242189日 ※1太陰年=約354日(約29.5日×12ヶ月) ラマダン月はいつ? ヒジュラ暦の第9月は、ラマダン月(断食月)です。 西暦2022年における2つの太陰暦を見ると、旧暦の3月がヒジュラ暦の第9月にあたることがわかります。 この年の旧暦3月は、手元の万年暦では「4月1日〜4月30日」と記載されています。 しかし、旧暦では29日の小の月と30日の大の月は毎回順序が異なるのに対し、ヒジュラ暦では概ね交互になっています。 また、ヒジュラ暦の1日は日没から始まり、目視により細い三日月を観測することによってラマダンが開始されるため地域によっては1日〜2日程度の誤差が生じる場合もあります。 そのため、両者の日付は完全には一致しないかもしれませんが同じ朔望月であると言えます。 旧暦と和風月名 旧暦の3月は、和風月名では弥生と呼ばれています。 このような呼び名(月の異称)は、明治の改暦以降、新暦(グレゴリオ暦)に対してもそのまま使われるようになりました。 しかし、新暦の3月と旧暦の3月では季節にズレがあります。 上の図の旧暦の月の内側に、おおよそのグレゴリオ暦(太陽暦)の範囲を表示していますので新暦と旧暦のズレを確認してみてください。 ちなみに、グレゴリオ暦の元日は毎年二十四節気の小寒の約5日前から始まります。 暦の上の季節 また、上の図...

西暦2021年の太陰暦|太陰太陽暦(旧暦)と純粋太陰暦〜ラマダン月はいつ?

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太陰暦 太陰暦とは、月の満ち欠けの周期(朔望月)でひと月を数える暦です。 太陰とは月のことであり、太陰太陽暦と純粋太陰暦という2つの月の暦があります。 太陰太陽暦は、日本では旧暦と呼ばれている暦です。 純粋太陰暦は、主にヒジュラ暦(イスラム暦)を指します。 以下は、西暦2021年における2つの太陰暦の各月を図解したものです。 左が太陰太陽暦、右が純粋太陰暦です。 太陰太陽暦と純粋太陰暦 太陰暦は、1朔望月(約29.5日)でひと月を数えますが、太陰太陽暦と純粋太陰暦の最も大きな違いは閏月を設けるか設けないかになります。 太陰太陽暦は、約3年に1回(19年に7回)閏月を設けて季節とのズレを調整します。 ※2021年は、閏月が設けられていない年です。 一方、純粋太陰暦は閏月を設けずに12ヶ月を繰り返していきます。 1太陰年は1太陽年よりも約11日短いため、その分徐々に季節とズレていき約33年経つと同じ季節に戻ります。 ※1太陽年=約365.242189日 ※1太陰年=約354日(約29.5日×12ヶ月) ラマダン月はいつ? ヒジュラ暦の第9月は、ラマダン月(断食月)です。 西暦2021年における2つの太陰暦を見ると、旧暦の3月がヒジュラ暦の第9月にあたることがわかります。 この年の旧暦3月は、手元の万年暦では「4月12日〜5月11日」と記載されています。 しかし、旧暦では29日の小の月と30日の大の月は毎回順序が異なるのに対し、ヒジュラ暦では概ね交互になっています。 また、ヒジュラ暦の1日は日没から始まり、目視により細い三日月を観測することによってラマダンが開始されるため地域によっては1日〜2日程度の誤差が生じる場合もあります。 そのため、両者の日付は完全には一致しないかもしれませんが同じ朔望月であると言えます。 旧暦と和風月名 旧暦の3月は、和風月名では弥生と呼ばれています。 このような呼び名(月の異称)は、明治の改暦以降、新暦(グレゴリオ暦)に対してもそのまま使われるようになりました。 しかし、新暦の3月と旧暦の3月では季節にズレがあります。 上の図の旧暦の月の内側に、おおよそのグレゴリオ暦(太陽暦)の範囲を表示していますので新暦と旧暦のズレを確認してみてください。 ちなみに、グレゴリオ暦の元日は毎年二十四節気の小寒の約5日前から始まります。 暦の上の季節 また、上の...

【図解】二十四節気「立冬と小雪」(蠍座♏後半・射手座♐前半)亥月生まれ《四柱推命》

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二十四節気「立冬と小雪」 二十四節気における「黄道十二宮(12星座)」と「節月の十二支」の関係を図解しました。 下の図は、外側から「二十四節気」「太陽黄経の度数」「120分割」「黄道十二宮(12星座)」「グレゴリオ暦(現行の暦)の12ヶ月」「節月の十二支」「五行」を表しています。 立冬は、太陽黄経225度であるとともに次の節気である小雪前日までの期間を表し、12星座の蠍座♏(天蝎宮)後半にあたります。 小雪は、太陽黄経240度であるとともに次の節気である大雪前日までの期間を表し、12星座の射手座♐(人馬宮)前半にあたります。 いわゆる星座占いの12星座とは、西洋占星術における太陽星座のことであり、この黄道十二宮を指しています。 黄道十二宮の12の領域(サイン)は、春分点を基準に黄道を12等分したものであり、これは二十四節気の中気で分けられた範囲にあたります。 四柱推命(しちゅうすいめい)で使用する干支暦は、二十四節気の正節から次の正節前日までの範囲をひと月とする暦であり、12の節月は十二支で表されます。 このように、二十四節気の中気で分けられているのが12星座であり、正節で分けられているのが節月の十二支になります。 【図解】二十四節気|「正節」と「中気」とは? 亥月 二十四節気の立冬から大雪前日までの期間は、四柱推命における「亥月」になります。 亥月は、暦の上では冬のはじまりの節月であり、水の気が旺盛です。 四柱推命の旺相死囚休によると、亥月は旺令「水」、相令「木」、死令「火」、囚令「土」、休令「金」となります。 五行は、一年の季節に対応するものとされ、太陽エネルギーの推移とともにその勢いが変化していくと考えられています。 亥月生まれの命式 四柱推命における亥月生まれの命式は、月柱地支が「亥」になります。 十二支はすなわち五行を内蔵しているとされ、十二支に含まれる十干を蔵干と言います。 下の図は、外側から「二十四節気」「二十四節気のおおよその日付」「120分割」「十二支の蔵干(主な2つの説)」「節月の十二支」「三合会局」を表しています。 月律分野蔵干の比率などには諸説ありますが、ここでは主な2つの説を採用し、亥月の蔵干は「戊7・甲7・壬16」または「壬30」としています。 四柱推命で使用する干支暦は、年月日時が六十干支で表された暦です。 年月日時のすべてが60の周期...

西暦2020年の太陰暦|太陰太陽暦(旧暦)と純粋太陰暦〜ラマダン月はいつ?

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太陰暦 太陰暦とは、月の満ち欠けの周期(朔望月)でひと月を数える暦です。 太陰とは月のことであり、太陰太陽暦と純粋太陰暦という2つの月の暦があります。 太陰太陽暦は、日本では旧暦と呼ばれている暦です。 純粋太陰暦は、主にヒジュラ暦(イスラム暦)を指します。 以下は、西暦2020年における2つの太陰暦の各月を図解したものです。 左が太陰太陽暦、右が純粋太陰暦です。 太陰太陽暦と純粋太陰暦 太陰暦は、1朔望月(約29.5日)でひと月を数えますが、太陰太陽暦と純粋太陰暦の最も大きな違いは閏月を設けるか設けないかになります。 太陰太陽暦は、約3年に1回(19年に7回)閏月を設けて季節とのズレを調整します。 ※2020年は、閏4月が設けられている年です。 一方、純粋太陰暦は閏月を設けずに12ヶ月を繰り返していきます。 1太陰年は1太陽年よりも約11日短いため、その分徐々に季節とズレていき約33年経つと同じ季節に戻ります。 ※1太陽年=約365.242189日 ※1太陰年=約354日(約29.5日×12ヶ月) ラマダン月はいつ? ヒジュラ暦の第9月は、ラマダン月(断食月)です。 西暦2020年における2つの太陰暦を見ると、旧暦の4月がヒジュラ暦の第9月にあたることがわかります。 この年の旧暦4月は、手元の万年暦では「4月23日〜5月22日」と記載されています。 しかし、旧暦では29日の小の月と30日の大の月は毎回順序が異なるのに対し、ヒジュラ暦では概ね交互になっています。 また、ヒジュラ暦の1日は日没から始まり、目視により細い三日月を観測することによってラマダンが開始されるため地域によっては1日〜2日程度の誤差が生じる場合もあります。 そのため、両者の日付は完全には一致しないかもしれませんが同じ朔望月であると言えます。 旧暦と和風月名 旧暦の4月は、和風月名では卯月と呼ばれています。 このような呼び名(月の異称)は、明治の改暦以降、新暦(グレゴリオ暦)に対してもそのまま使われるようになりました。 しかし、新暦の4月と旧暦の4月では季節にズレがあります。 上の図の旧暦の月の内側に、おおよそのグレゴリオ暦(太陽暦)の範囲を表示していますので新暦と旧暦のズレを確認してみてください。 ちなみに、グレゴリオ暦の元日は毎年二十四節気の小寒の約5日前から始まります。 暦の上の季節 また、上の...

【図解】二十四節気「寒露と霜降」(天秤座♎後半・蠍座♏前半)戌月生まれ《四柱推命》

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二十四節気「寒露と霜降」 二十四節気における「黄道十二宮(12星座)」と「節月の十二支」の関係を図解しました。 下の図は、外側から「二十四節気」「太陽黄経の度数」「120分割」「黄道十二宮(12星座)」「グレゴリオ暦(現行の暦)の12ヶ月」「節月の十二支」「五行」を表しています。 寒露は、太陽黄経195度であるとともに次の節気である霜降前日までの期間を表し、12星座の天秤座♎(天秤宮)後半にあたります。 霜降は、太陽黄経210度であるとともに次の節気である立冬前日までの期間を表し、12星座の蠍座♏(天蝎宮)前半にあたります。 いわゆる星座占いの12星座とは、西洋占星術における太陽星座のことであり、この黄道十二宮を指しています。 黄道十二宮の12の領域(サイン)は、春分点を基準に黄道を12等分したものであり、これは二十四節気の中気で分けられた範囲にあたります。 四柱推命(しちゅうすいめい)で使用する干支暦は、二十四節気の正節から次の正節前日までの範囲をひと月とする暦であり、12の節月は十二支で表されます。 このように、二十四節気の中気で分けられているのが12星座であり、正節で分けられているのが節月の十二支になります。 【図解】二十四節気|「正節」と「中気」とは? 戌月 二十四節気の寒露から立冬前日までの期間は、四柱推命における「戌月」になります。 戌月は、暦の上では夏の終わりの節月であり、約18日間の土用を含み、初めは金の気が旺じていますが、土用期間には土の気が旺盛になります。 四柱推命の旺相死囚休によると、戌月の初めは旺令「金」、相令「水」、死令「木」、囚令「火」、休令「土」であり、土用期間は旺令「土」、相令「金」、死令「水」、囚令「木」、休令「火」となります。 五行は、一年の季節に対応するものとされ、太陽エネルギーの推移とともにその勢いが変化していくと考えられています。 戌月生まれの命式 四柱推命における戌月生まれの命式は、月柱地支が「戌」になります。 十二支はすなわち五行を内蔵しているとされ、十二支に含まれる十干を蔵干と言います。 下の図は、外側から「二十四節気」「二十四節気のおおよその日付」「120分割」「十二支の蔵干(主な2つの説)」「節月の十二支」「三合会局」を表しています。 月律分野蔵干の比率などには諸説ありますが、ここでは主な2つの説を採用し、戌月の蔵...

西暦2019年の太陰暦|太陰太陽暦(旧暦)と純粋太陰暦〜ラマダン月はいつ?

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太陰暦 太陰暦とは、月の満ち欠けの周期(朔望月)でひと月を数える暦です。 太陰とは月のことであり、太陰太陽暦と純粋太陰暦という2つの月の暦があります。 太陰太陽暦は、日本では旧暦と呼ばれている暦です。 純粋太陰暦は、主にヒジュラ暦(イスラム暦)を指します。 以下は、西暦2019年における2つの太陰暦の各月を図解したものです。 左が太陰太陽暦、右が純粋太陰暦です。 太陰太陽暦と純粋太陰暦 太陰暦は、1朔望月(約29.5日)でひと月を数えますが、太陰太陽暦と純粋太陰暦の最も大きな違いは閏月を設けるか設けないかになります。 太陰太陽暦は、約3年に1回(19年に7回)閏月を設けて季節とのズレを調整します。 ※2019年は、閏月が設けられていない年です。 一方、純粋太陰暦は閏月を設けずに12ヶ月を繰り返していきます。 1太陰年は1太陽年よりも約11日短いため、その分徐々に季節とズレていき約33年経つと同じ季節に戻ります。 ※1太陽年=約365.242189日 ※1太陰年=約354日(約29.5日×12ヶ月) ラマダン月はいつ? ヒジュラ暦の第9月は、ラマダン月(断食月)です。 西暦2019年における2つの太陰暦を見ると、旧暦の4月がヒジュラ暦の第9月にあたることがわかります。 この年の旧暦4月は、手元の万年暦では「5月5日〜6月2日」と記載されています。 しかし、旧暦では29日の小の月と30日の大の月は毎回順序が異なるのに対し、ヒジュラ暦では概ね交互になっています。 また、ヒジュラ暦の1日は日没から始まり、目視により細い三日月を観測することによってラマダンが開始されるため地域によっては1日〜2日程度の誤差が生じる場合もあります。 そのため、両者の日付は完全には一致しないかもしれませんが同じ朔望月であると言えます。 旧暦と和風月名 旧暦の4月は、和風月名では卯月と呼ばれています。 このような呼び名(月の異称)は、明治の改暦以降、新暦(グレゴリオ暦)に対してもそのまま使われるようになりました。 しかし、新暦の4月と旧暦の4月では季節にズレがあります。 上の図の旧暦の月の内側に、おおよそのグレゴリオ暦(太陽暦)の範囲を表示していますので新暦と旧暦のズレを確認してみてください。 ちなみに、グレゴリオ暦の元日は毎年二十四節気の小寒の約5日前から始まります。 暦の上の季節 また、上の図で...

【図解】二十四節気「白露と秋分」(乙女座♍後半・天秤座♎前半)酉月生まれ《四柱推命》

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二十四節気「白露と秋分」 二十四節気における「黄道十二宮(12星座)」と「節月の十二支」の関係を図解しました。 下の図は、外側から「二十四節気」「太陽黄経の度数」「120分割」「黄道十二宮(12星座)」「グレゴリオ暦(現行の暦)の12ヶ月」「節月の十二支」「五行」を表しています。 白露は、太陽黄経165度であるとともに次の節気である秋分前日までの期間を表し、12星座の乙女座♍(処女宮)後半にあたります。 秋分は、太陽黄経180度であるとともに次の節気である寒露前日までの期間を表し、12星座の天秤座♎(天秤宮)前半にあたります。 いわゆる星座占いの12星座とは、西洋占星術における太陽星座のことであり、この黄道十二宮を指しています。 黄道十二宮の12の領域(サイン)は、春分点を基準に黄道を12等分したものであり、これは二十四節気の中気で分けられた範囲にあたります。 四柱推命(しちゅうすいめい)で使用する干支暦は、二十四節気の正節から次の正節前日までの範囲をひと月とする暦であり、12の節月は十二支で表されます。 このように、二十四節気の中気で分けられているのが12星座であり、正節で分けられているのが節月の十二支になります。 【図解】二十四節気|「正節」と「中気」とは? 酉月 二十四節気の白露から寒露前日までの期間は、四柱推命における「酉月」になります。 酉月は、暦の上では秋の真ん中の節月であり、金の気が旺盛です。 四柱推命の旺相死囚休によると、酉月は旺令「金」、相令「水」、死令「木」、囚令「火」、休令「土」となります。 五行は、一年の季節に対応するものとされ、太陽エネルギーの推移とともにその勢いが変化していくと考えられています。 酉月生まれの命式 四柱推命における酉月生まれの命式は、月柱地支が「酉」になります。 十二支はすなわち五行を内蔵しているとされ、十二支に含まれる十干を蔵干と言います。 下の図は、外側から「二十四節気」「二十四節気のおおよその日付」「120分割」「十二支の蔵干(主な2つの説)」「節月の十二支」「三合会局」を表しています。 月律分野蔵干の比率などには諸説ありますが、ここでは主な2つの説を採用し、酉月の蔵干は「庚10・辛20」または「庚6・辛24」としています。 四柱推命で使用する干支暦は、年月日時が六十干支で表された暦です。 年月日時のすべてが60の周...

西暦2018年の太陰暦|太陰太陽暦(旧暦)と純粋太陰暦〜ラマダン月はいつ?

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太陰暦 太陰暦とは、月の満ち欠けの周期(朔望月)でひと月を数える暦です。 太陰とは月のことであり、太陰太陽暦と純粋太陰暦という2つの月の暦があります。 太陰太陽暦は、日本では旧暦と呼ばれている暦です。 純粋太陰暦は、主にヒジュラ暦(イスラム暦)を指します。 以下は、西暦2018年における2つの太陰暦の各月を図解したものです。 左が太陰太陽暦、右が純粋太陰暦です。 太陰太陽暦と純粋太陰暦 太陰暦は、1朔望月(約29.5日)でひと月を数えますが、太陰太陽暦と純粋太陰暦の最も大きな違いは閏月を設けるか設けないかになります。 太陰太陽暦は、約3年に1回(19年に7回)閏月を設けて季節とのズレを調整します。 ※2018年は、閏月が設けられていない年です。 一方、純粋太陰暦は閏月を設けずに12ヶ月を繰り返していきます。 1太陰年は1太陽年よりも約11日短いため、その分徐々に季節とズレていき約33年経つと同じ季節に戻ります。 ※1太陽年=約365.242189日 ※1太陰年=約354日(約29.5日×12ヶ月) ラマダン月はいつ? ヒジュラ暦の第9月は、ラマダン月(断食月)です。 西暦2018年における2つの太陰暦を見ると、旧暦の4月がヒジュラ暦の第9月にあたることがわかります。 この年の旧暦4月は、手元の万年暦では「5月15日〜6月13日」と記載されています。 しかし、旧暦では29日の小の月と30日の大の月は毎回順序が異なるのに対し、ヒジュラ暦では概ね交互になっています。 また、ヒジュラ暦の1日は日没から始まり、目視により細い三日月を観測することによってラマダンが開始されるため地域によっては1日〜2日程度の誤差が生じる場合もあります。 そのため、両者の日付は完全には一致しないかもしれませんが同じ朔望月であると言えます。 旧暦と和風月名 旧暦の4月は、和風月名では卯月と呼ばれています。 このような呼び名(月の異称)は、明治の改暦以降、新暦(グレゴリオ暦)に対してもそのまま使われるようになりました。 しかし、新暦の4月と旧暦の4月では季節にズレがあります。 上の図の旧暦の月の内側に、おおよそのグレゴリオ暦(太陽暦)の範囲を表示していますので新暦と旧暦のズレを確認してみてください。 ちなみに、グレゴリオ暦の元日は毎年二十四節気の小寒の約5日前から始まります。 暦の上の季節 また、上の...

【図解】二十四節気「立秋と処暑」(獅子座♌後半・乙女座♍前半)申月生まれ《四柱推命》

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二十四節気「立秋と処暑」 二十四節気における「黄道十二宮(12星座)」と「節月の十二支」の関係を図解しました。 下の図は、外側から「二十四節気」「太陽黄経の度数」「120分割」「黄道十二宮(12星座)」「グレゴリオ暦(現行の暦)の12ヶ月」「節月の十二支」「五行」を表しています。 立秋は、太陽黄経135度であるとともに次の節気である処暑前日までの期間を表し、12星座の獅子座♌(獅子宮)後半にあたります。 処暑は、太陽黄経150度であるとともに次の節気である白露前日までの期間を表し、12星座の乙女座♍(処女宮)前半にあたります。 いわゆる星座占いの12星座とは、西洋占星術における太陽星座のことであり、この黄道十二宮を指しています。 黄道十二宮の12の領域(サイン)は、春分点を基準に黄道を12等分したものであり、これは二十四節気の中気で分けられた範囲にあたります。 四柱推命(しちゅうすいめい)で使用する干支暦は、二十四節気の正節から次の正節前日までの範囲をひと月とする暦であり、12の節月は十二支で表されます。 このように、二十四節気の中気で分けられているのが12星座であり、正節で分けられているのが節月の十二支になります。 【図解】二十四節気|「正節」と「中気」とは? 申月 二十四節気の立秋から白露前日までの期間は、四柱推命における「申月」になります。 申月は、暦の上では秋のはじまりの節月であり、金の気が旺盛です。 四柱推命の旺相死囚休によると、申月は旺令「金」、相令「水」、死令「木」、囚令「火」、休令「土」となります。 五行は、一年の季節に対応するものとされ、太陽エネルギーの推移とともにその勢いが変化していくと考えられています。 申月生まれの命式 四柱推命における申月生まれの命式は、月柱地支が「申」になります。 十二支はすなわち五行を内蔵しているとされ、十二支に含まれる十干を蔵干と言います。 下の図は、外側から「二十四節気」「二十四節気のおおよその日付」「120分割」「十二支の蔵干(主な2つの説)」「節月の十二支」「三合会局」を表しています。 月律分野蔵干の比率などには諸説ありますが、ここでは主な2つの説を採用し、申月の蔵干は「戊7・壬7・庚16」または「庚30」としています。 四柱推命で使用する干支暦は、年月日時が六十干支で表された暦です。 年月日時のすべてが60の周...

西暦2017年の太陰暦|太陰太陽暦(旧暦)と純粋太陰暦〜ラマダン月はいつ?

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太陰暦 太陰暦とは、月の満ち欠けの周期(朔望月)でひと月を数える暦です。 太陰とは月のことであり、太陰太陽暦と純粋太陰暦という2つの月の暦があります。 太陰太陽暦は、日本では旧暦と呼ばれている暦です。 純粋太陰暦は、主にヒジュラ暦(イスラム暦)を指します。 以下は、西暦2017年における2つの太陰暦の各月を図解したものです。 左が太陰太陽暦、右が純粋太陰暦です。 太陰太陽暦と純粋太陰暦 太陰暦は、1朔望月(約29.5日)でひと月を数えますが、太陰太陽暦と純粋太陰暦の最も大きな違いは閏月を設けるか設けないかになります。 太陰太陽暦は、約3年に1回(19年に7回)閏月を設けて季節とのズレを調整します。 ※2017年は、閏5月が設けられている年です。 一方、純粋太陰暦は閏月を設けずに12ヶ月を繰り返していきます。 1太陰年は1太陽年よりも約11日短いため、その分徐々に季節とズレていき約33年経つと同じ季節に戻ります。 ※1太陽年=約365.242189日 ※1太陰年=約354日(約29.5日×12ヶ月) ラマダン月はいつ? ヒジュラ暦の第9月は、ラマダン月(断食月)です。 西暦2017年における2つの太陰暦を見ると、旧暦の5月がヒジュラ暦の第9月にあたることがわかります。 この年の旧暦5月は、手元の万年暦では「5月26日〜6月23日」と記載されています。 しかし、旧暦では29日の小の月と30日の大の月は毎回順序が異なるのに対し、ヒジュラ暦では概ね交互になっています。 また、ヒジュラ暦の1日は日没から始まり、目視により細い三日月を観測することによってラマダンが開始されるため地域によっては1日〜2日程度の誤差が生じる場合もあります。 そのため、両者の日付は完全には一致しないかもしれませんが同じ朔望月であると言えます。 旧暦と和風月名 旧暦の5月は、和風月名では皐月と呼ばれています。 このような呼び名(月の異称)は、明治の改暦以降、新暦(グレゴリオ暦)に対してもそのまま使われるようになりました。 しかし、新暦の5月と旧暦の5月では季節にズレがあります。 上の図の旧暦の月の内側に、おおよそのグレゴリオ暦(太陽暦)の範囲を表示していますので新暦と旧暦のズレを確認してみてください。 ちなみに、グレゴリオ暦の元日は毎年二十四節気の小寒の約5日前から始まります。 暦の上の季節 また、上の...

【図解】二十四節気「小暑と大暑」(蟹座♋後半・獅子座♌前半)未月生まれ《四柱推命》

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二十四節気「小暑と大暑」 二十四節気における「黄道十二宮(12星座)」と「節月の十二支」の関係を図解しました。 下の図は、外側から「二十四節気」「太陽黄経の度数」「120分割」「黄道十二宮(12星座)」「グレゴリオ暦(現行の暦)の12ヶ月」「節月の十二支」「五行」を表しています。 小暑は、太陽黄経105度であるとともに次の節気である大暑前日までの期間を表し、12星座の蟹座♋(巨蟹宮)後半にあたります。 大暑は、太陽黄経120度であるとともに次の節気である立秋前日までの期間を表し、12星座の獅子座♌(獅子宮)前半にあたります。 いわゆる星座占いの12星座とは、西洋占星術における太陽星座のことであり、この黄道十二宮を指しています。 黄道十二宮の12の領域(サイン)は、春分点を基準に黄道を12等分したものであり、これは二十四節気の中気で分けられた範囲にあたります。 四柱推命(しちゅうすいめい)で使用する干支暦は、二十四節気の正節から次の正節前日までの範囲をひと月とする暦であり、12の節月は十二支で表されます。 このように、二十四節気の中気で分けられているのが12星座であり、正節で分けられているのが節月の十二支になります。 【図解】二十四節気|「正節」と「中気」とは? 未月 二十四節気の小暑から立秋前日までの期間は、四柱推命における「未月」になります。 未月は、暦の上では夏の終わりの節月であり、約18日間の土用を含み、初めは火の気が旺じていますが、土用期間には土の気が旺盛になります。 四柱推命の旺相死囚休によると、未月の初めは旺令「火」、相令「土」、死令「金」、囚令「水」、休令「木」であり、土用期間は旺令「土」、相令「金」、死令「水」、囚令「木」、休令「火」となります。 五行は、一年の季節に対応するものとされ、太陽エネルギーの推移とともにその勢いが変化していくと考えられています。 未月生まれの命式 四柱推命における未月生まれの命式は、月柱地支が「未」になります。 十二支はすなわち五行を内蔵しているとされ、十二支に含まれる十干を蔵干と言います。 下の図は、外側から「二十四節気」「二十四節気のおおよその日付」「120分割」「十二支の蔵干(主な2つの説)」「節月の十二支」「三合会局」を表しています。 月律分野蔵干の比率などには諸説ありますが、ここでは主な2つの説を採用し、未月の蔵...

西暦2016年の太陰暦|太陰太陽暦(旧暦)と純粋太陰暦〜ラマダン月はいつ?

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太陰暦 太陰暦とは、月の満ち欠けの周期(朔望月)でひと月を数える暦です。 太陰とは月のことであり、太陰太陽暦と純粋太陰暦という2つの月の暦があります。 太陰太陽暦は、日本では旧暦と呼ばれている暦です。 純粋太陰暦は、主にヒジュラ暦(イスラム暦)を指します。 以下は、西暦2016年における2つの太陰暦の各月を図解したものです。 左が太陰太陽暦、右が純粋太陰暦です。 太陰太陽暦と純粋太陰暦 太陰暦は、1朔望月(約29.5日)でひと月を数えますが、太陰太陽暦と純粋太陰暦の最も大きな違いは閏月を設けるか設けないかになります。 太陰太陽暦は、約3年に1回(19年に7回)閏月を設けて季節とのズレを調整します。 ※2016年は、閏月が設けられていない年です。 一方、純粋太陰暦は閏月を設けずに12ヶ月を繰り返していきます。 1太陰年は1太陽年よりも約11日短いため、その分徐々に季節とズレていき約33年経つと同じ季節に戻ります。 ※1太陽年=約365.242189日 ※1太陰年=約354日(約29.5日×12ヶ月) ラマダン月はいつ? ヒジュラ暦の第9月は、ラマダン月(断食月)です。 西暦2016年における2つの太陰暦を見ると、旧暦の5月がヒジュラ暦の第9月にあたることがわかります。 この年の旧暦5月は、手元の万年暦では「6月5日〜7月3日」と記載されています。 しかし、旧暦では29日の小の月と30日の大の月は毎回順序が異なるのに対し、ヒジュラ暦では概ね交互になっています。 また、ヒジュラ暦の1日は日没から始まり、目視により細い三日月を観測することによってラマダンが開始されるため地域によっては1日〜2日程度の誤差が生じる場合もあります。 そのため、両者の日付は完全には一致しないかもしれませんが同じ朔望月であると言えます。 旧暦と和風月名 旧暦の5月は、和風月名では皐月と呼ばれています。 このような呼び名(月の異称)は、明治の改暦以降、新暦(グレゴリオ暦)に対してもそのまま使われるようになりました。 しかし、新暦の5月と旧暦の5月では季節にズレがあります。 上の図の旧暦の月の内側に、おおよそのグレゴリオ暦(太陽暦)の範囲を表示していますので新暦と旧暦のズレを確認してみてください。 ちなみに、グレゴリオ暦の元日は毎年二十四節気の小寒の約5日前から始まります。 暦の上の季節 また、上の図で...

【図解】二十四節気「芒種と夏至」(双子座♊後半・蟹座♋前半)午月生まれ《四柱推命》

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二十四節気「芒種と夏至」 二十四節気における「黄道十二宮(12星座)」と「節月の十二支」の関係を図解しました。 下の図は、外側から「二十四節気」「太陽黄経の度数」「120分割」「黄道十二宮(12星座)」「グレゴリオ暦(現行の暦)の12ヶ月」「節月の十二支」「五行」を表しています。 芒種は、太陽黄経75度であるとともに次の節気である夏至前日までの期間を表し、12星座の双子座♊(双児宮)後半にあたります。 夏至は、太陽黄経90度であるとともに次の節気である小暑前日までの期間を表し、12星座の蟹座♋(巨蟹宮)前半にあたります。 いわゆる星座占いの12星座とは、西洋占星術における太陽星座のことであり、この黄道十二宮を指しています。 黄道十二宮の12の領域(サイン)は、春分点を基準に黄道を12等分したものであり、これは二十四節気の中気で分けられた範囲にあたります。 四柱推命(しちゅうすいめい)で使用する干支暦は、二十四節気の正節から次の正節前日までの範囲をひと月とする暦であり、12の節月は十二支で表されます。 このように、二十四節気の中気で分けられているのが12星座であり、正節で分けられているのが節月の十二支になります。 【図解】二十四節気|「正節」と「中気」とは? 午月 二十四節気の芒種から小暑前日までの期間は、四柱推命における「午月」になります。 午月は、暦の上では夏の真ん中の節月であり、火の気が旺盛です。 四柱推命の旺相死囚休によると、午月は旺令「火」、相令「土」、死令「金」、囚令「水」、休令「木」となります。 五行は、一年の季節に対応するものとされ、太陽エネルギーの推移とともにその勢いが変化していくと考えられています。 午月生まれの命式 四柱推命における午月生まれの命式は、月柱地支が「午」になります。 十二支はすなわち五行を内蔵しているとされ、十二支に含まれる十干を蔵干と言います。 下の図は、外側から「二十四節気」「二十四節気のおおよその日付」「120分割」「十二支の蔵干(主な2つの説)」「節月の十二支」「三合会局」を表しています。 月律分野蔵干の比率などには諸説ありますが、ここでは主な2つの説を採用し、午月の蔵干は「丙10・己9・丁11」または「丙6・丁24」としています。 四柱推命で使用する干支暦は、年月日時が六十干支で表された暦です。 年月日時のすべてが60の周...

西暦2015年の太陰暦|太陰太陽暦(旧暦)と純粋太陰暦〜ラマダン月はいつ?

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太陰暦 太陰暦とは、月の満ち欠けの周期(朔望月)でひと月を数える暦です。 太陰とは月のことであり、太陰太陽暦と純粋太陰暦という2つの月の暦があります。 太陰太陽暦は、日本では旧暦と呼ばれている暦です。 純粋太陰暦は、主にヒジュラ暦(イスラム暦)を指します。 以下は、西暦2015年における2つの太陰暦の各月を図解したものです。 左が太陰太陽暦、右が純粋太陰暦です。 太陰太陽暦と純粋太陰暦 太陰暦は、1朔望月(約29.5日)でひと月を数えますが、太陰太陽暦と純粋太陰暦の最も大きな違いは閏月を設けるか設けないかになります。 太陰太陽暦は、約3年に1回(19年に7回)閏月を設けて季節とのズレを調整します。 ※2015年は、閏月が設けられていない年です。 一方、純粋太陰暦は閏月を設けずに12ヶ月を繰り返していきます。 1太陰年は1太陽年よりも約11日短いため、その分徐々に季節とズレていき約33年経つと同じ季節に戻ります。 ※1太陽年=約365.242189日 ※1太陰年=約354日(約29.5日×12ヶ月) ラマダン月はいつ? ヒジュラ暦の第9月は、ラマダン月(断食月)です。 西暦2015年における2つの太陰暦を見ると、旧暦の5月がヒジュラ暦の第9月にあたることがわかります。 この年の旧暦5月は、手元の万年暦では「6月16日〜7月15日」と記載されています。 しかし、旧暦では29日の小の月と30日の大の月は毎回順序が異なるのに対し、ヒジュラ暦では概ね交互になっています。 また、ヒジュラ暦の1日は日没から始まり、目視により細い三日月を観測することによってラマダンが開始されるため地域によっては1日〜2日程度の誤差が生じる場合もあります。 そのため、両者の日付は完全には一致しないかもしれませんが同じ朔望月であると言えます。 旧暦と和風月名 旧暦の5月は、和風月名では皐月と呼ばれています。 このような呼び名(月の異称)は、明治の改暦以降、新暦(グレゴリオ暦)に対してもそのまま使われるようになりました。 しかし、新暦の5月と旧暦の5月では季節にズレがあります。 上の図の旧暦の月の内側に、おおよそのグレゴリオ暦(太陽暦)の範囲を表示していますので新暦と旧暦のズレを確認してみてください。 ちなみに、グレゴリオ暦の元日は毎年二十四節気の小寒の約5日前から始まります。 暦の上の季節 また、上の...

【図解】二十四節気「立夏と小満」(牡牛座♉後半・双子座♊前半)巳月生まれ《四柱推命》

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二十四節気「立夏と小満」 二十四節気における「黄道十二宮(12星座)」と「節月の十二支」の関係を図解しました。 下の図は、外側から「二十四節気」「太陽黄経の度数」「120分割」「黄道十二宮(12星座)」「グレゴリオ暦(現行の暦)の12ヶ月」「節月の十二支」「五行」を表しています。 立夏は、太陽黄経45度であるとともに次の節気である小満前日までの期間を表し、12星座の牡牛座♉(金牛宮)後半にあたります。 小満は、太陽黄経60度であるとともに次の節気である芒種前日までの期間を表し、12星座の双子座♊(双児宮)前半にあたります。 いわゆる星座占いの12星座とは、西洋占星術における太陽星座のことであり、この黄道十二宮を指しています。 黄道十二宮の12の領域(サイン)は、春分点を基準に黄道を12等分したものであり、これは二十四節気の中気で分けられた範囲にあたります。 四柱推命(しちゅうすいめい)で使用する干支暦は、二十四節気の正節から次の正節前日までの範囲をひと月とする暦であり、12の節月は十二支で表されます。 このように、二十四節気の中気で分けられているのが12星座であり、正節で分けられているのが節月の十二支になります。 【図解】二十四節気|「正節」と「中気」とは? 巳月 二十四節気の立夏から芒種前日までの期間は、四柱推命における「巳月」になります。 巳月は、暦の上では夏のはじまりの節月であり、火の気が旺盛です。 四柱推命の旺相死囚休によると、巳月は旺令「火」、相令「土」、死令「金」、囚令「水」、休令「木」となります。 五行は、一年の季節に対応するものとされ、太陽エネルギーの推移とともにその勢いが変化していくと考えられています。 巳月生まれの命式 四柱推命における巳月生まれの命式は、月柱地支が「巳」になります。 十二支はすなわち五行を内蔵しているとされ、十二支に含まれる十干を蔵干と言います。 下の図は、外側から「二十四節気」「二十四節気のおおよその日付」「120分割」「十二支の蔵干(主な2つの説)」「節月の十二支」「三合会局」を表しています。 月律分野蔵干の比率などには諸説ありますが、ここでは主な2つの説を採用し、巳月の蔵干は「戊7・庚7・丙16」または「丙30」としています。 四柱推命で使用する干支暦は、年月日時が六十干支で表された暦です。 年月日時のすべてが60の周期で...