【図解】宿曜占星術「本命宿」を求める方法《月宿傍通暦》
本命宿の求め方
宿曜占星術の本命宿は、旧暦(太陰太陽暦)の日付をもとに割り出すことができます。
ただし、生まれた時間や場所なども考慮しこの限りではない算出方法を用いる占い師や研究者、流派の方々もいらっしゃると思いますのでご承知ください。
一般的には、生年月日を旧暦に換算し「月宿傍通暦」を見れば、本命宿は簡単に求めることができます。
月宿傍通暦
月宿傍通暦を見ると、旧暦の日付と宿曜27宿の対応がすぐにわかります。
縦の列が旧暦における暦月、横の列が旧暦における日付を表しています。
小の月は29日まで、大の月は30日まで用います。
閏月も同様です。
色をつけると分かりやすいと思うので、色付けしてみました。
宿曜27宿のしくみ
旧暦の毎月1日(朔日)の宿は、以下のようになっています。
このことによって、例えば旧暦1月を「室宿の月」、旧暦2月を「奎宿の月」のように言うこともあります。
- 旧暦1月1日=室宿
- 旧暦2月1日=奎宿
- 旧暦3月1日=胃宿
- 旧暦4月1日=畢宿
- 旧暦5月1日=参宿
- 旧暦6月1日=鬼宿
- 旧暦7月1日=張宿
- 旧暦8月1日=角宿
- 旧暦9月1日=氐宿
- 旧暦10月1日=心宿
- 旧暦11月1日=斗宿
- 旧暦12月1日=虚宿
宿曜27宿は、小の月は29日、大の月は30日まで順序通りにいきますが、毎月1日には上記のような固定された宿に戻るというしくみになっています。
そのため、宿に連続性が欠けるところが出てきます。
宿が重複したり、飛んだり、戻ったりなど時々連続性がないことにお気づきの方も多いのではないでしょうか。
宿が重複するのは、旧暦1,2,3,4,5,8,9,11,12月が大の月の場合です。
宿が飛ぶのは、旧暦6,7,10月が小の月の場合です。
そして、閏月があると宿が戻ってしまうのです。
自分の生まれた日が旧暦における月末だったり閏月であったりする方は、このあたりに少しモヤモヤしてしまうとお聞きします。
暦を用いる占いはどれもそうですが、そもそも区切れないものをあえて区切って把握するものです。
そのため占い鑑定というものは、実際に対面して細かいことをお聞きした上でこそ行うことができるものだと認識しています。
また、旧暦2033年問題に関しても、旧暦を用いる占い師にとっては大きな問題なのではないかと捉えています。
旧暦2033年問題については、既に最も妥当と思われる案が採用されカレンダー等は出来上がっていますので、占い師の方々は今後実践しながら検証していくこととなるでしょう。
27宿と28宿の違い
27宿別に本命宿を色分けして「旧暦の誕生日」などの解説もしています。
よろしければ、ご自分の本命宿の記事をご覧ください。
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